シンガポールでの調べ方について

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調べ方

シンガポールでの調べ方について

この国での確認は、二つに分かれます。
記録に残っているものを読むこと。そして、現地で見ること。

シンガポールは記録の整った国です。法人の登記、不動産の保有、訴訟の記録。これらは公開されており、順を追って読むことができます。日本から確かめられることも、少なくありません。

ただ、記録に残るのは形式の部分です。
登記が整っていることと、そこで事業が行われていることは別ですし、住所が登録されていることと、その方が実際に暮らしていらっしゃることも別です。最後は現地で見ないと、確かめたことになりません。

このページでは、記録から分かることと、現地で見て分かることを、それぞれ書いています。

記録から

記録に残っていること

シンガポールでは、法人と不動産に関する情報が公開されています。
順を追って読めば、日本にいながら分かることがあります。

記録から確かめられること

  • 法人の設立年月日、所在地、事業の内容
  • 役員として登録されている方
  • 株主と、その持分
  • 不動産の保有状況
  • 訴訟の記録に残っていること
  • 破産や清算の手続きに入っているかどうか

名義は、分かれていることがあります

ご相談を受けて記録を見ても、ご本人のお名前では何も出てこないことがあります。

資産が個人の名義に置かれているとは限らないためです。ご家族の名義になっていたり、法人を通じて持たれていたり。中華圏では、ご家族が関わる形が珍しくありません。

ですので、お名前ひとつで終わらせません。そこに並んでいる別のお名前と、株主として入っている法人をたどります。一段ずつ開いていくと、関係が見えてきます。

記録に残らないものもあります

銀行口座の残高、通信の記録、出入国の記録。こうしたものは公開されていません。

ですので、私どもがお調べするのは、届け出という形で記録に残っているものです。不動産、法人の持分、担保。いずれも金額の大きいものですので、主要な部分は見えてきます。

身分証について

この国には NRIC という身分証があります。日本のマイナンバーカードに当たるもので、住所の登録もここに紐づいています。

お手元に身分に関する情報がある場合は、拝見したうえで、何が確かめられそうかをお伝えします。こうした情報の取り扱いには法令上の制限がありますので、お伺いした目的の範囲を超えて用いることはいたしません。

現地で

行かなければ分からないこと

記録に残るのは、届け出られた形です。
そこに書かれていることが、いま実際にそうなっているかは、別の話になります。

現地で見て確かめること

  • 登録されている住所に、その方が実際にお住まいかどうか
  • どなたと暮らしていらっしゃるか
  • 日中どこへ行き、どなたと会っていらっしゃるか
  • 登記された住所に、実際に事業所があるかどうか
  • 不動産が、記録の通りに使われているかどうか

登記が整っていることと、事業があることは別です

登記上の住所を訪ねると、そこが代行業者の事務所だった、ということがあります。看板も、人も、机もない。書類の上では存在していても、そこで何かが行われているとは限りません。

逆に、記録には出てこない場所で事業が動いていることもあります。
どちらも、行ってみないと分かりません。

住まいも同じです

住所が登録されていることと、その方がそこで暮らしていらっしゃることは別です。
誰と暮らしているのか。実際に帰ってきているのか。建物の様子と、人の出入りを見て確かめます。

ただし、この国には立ち入りの制約があります。次の項でご説明します。

制約

この国での制約

シンガポールは、街も建物も管理が行き届いています。
そのぶん、日本と同じようには動けません。

コンドミニアムには入れません

入口にガードがおり、住民か、訪問先が確認できなければ立ち入れません。敷地の中で待つことはできません。

そのため、確認できるのは建物への出入りと、その前後になります。何階のどの部屋かまでは分かりません。

いっぽう、HDB と呼ばれる公団の集合住宅は事情が違います。共用の通路が開かれており、お住まいの階まで確かめられることがあります。同じ「所在の確認」でも、住まいの種類によって分かる範囲が変わります。

ホテルは、例外にあたります

滞在先のホテルが分かっている場合、確かめられることが増えます。
ロビー、館内の飲食店、出入口。宿泊されていなくても居られる場所が多いためです。

お出かけになる時刻、お戻りになる時刻、どなたと一緒か。出入りを押さえるだけで、必要な範囲が揃うことがあります。お部屋の中や、閉じた場所には踏み込みません。

街の中では、紛れにくい

人通りが管理され、監視の目も多い国です。日本の繁華街のように人混みに紛れることができません。
そのため、あらかじめ日程と場所を決めて動きます。今日から張り込む、という進め方はしていません。

お手元に日程と場所の手がかりがあると、
確かめられることが大きく変わります。

窓口

ご相談の窓口

お手元にある情報をお聞かせください。
記録からたどれるのか、現地で見る必要があるのか。どちらになりそうかを、拝見したうえでお伝えします。

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